なんとなく、なんとなく

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「はじける肉体の即興芸術カポエイラ」読んだ

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結論から言えば.....すごく面白かった。

自分はカポエイラを始めてまだ半年くらいだけど、読むには丁度良い頃合いだったかもしれない。

 

この本はこれからカポエイラの技術云々を学んでいく上での、下地となりえるカポエイラの歴史や基礎、マインドセットを授けてくれるような本だと思う。

 

上から目線で語られるような堅苦しいものではなく著者の三田雄士先生が同じカポエリスタの一人として個人の経験やメストレからの教えを踏まえながら綴られているのだが、文章から伝わって来る誠実さと情熱、そして先人たちへの敬意がすさまじい。

この文章がまるでカポエイラじゃないか!と若輩者の自分の意見としてはとても恐縮だが、そう感じてしまった。

カルメン・ミタ先生の「あとがきに代えて」のエピソードも最近ハステイラをやたら多様していた自分としては他人事に思えずとても共感した。

 

Amazonのレビューにもしばしば取り沙汰されているようにたしかに技の解説写真は分かりにくいところもあるが、まあ今時、技の名前さえわかればYoutubeとかでいくらでも補足資料を

探すことはできるわけだし、自分はそこより技についての解説文章のほうが貴重に感じた。

 

カポエイラを続けていく上で繰り返し読んでいきたい、おすすめの本です。